日本よりも数十年も以前にウーマンリブが実現した欧州では、女性の社会的地位が向上しました。政府や経済界が率先して女性たちを優遇し、保育園などの託児施設を充実させ、産休や育休制度も簡単に利用できるようになりました。キャリアウーマンが時代の先端を行くものと持てはやされ、専業主婦は過去の遺物として忌み嫌われました。今や専業主婦は富裕層の女性だけに限られたのです。
しかし近年になって、欧米でさえ働く女性たちは専業主婦を羨望するようになっているそうです。
それは趣味やボランティアにいそしむ
援助層の専業主婦の優雅な生活が一般に知られるようになり、近年の不景気で労働環境が悪化した働く女性たちが彼女たちを憧れるようになったのです。そう、まるで今の日本と似たような現象が起こっているのです。
若い女性たちは専業主婦目指して結婚活動をするようになり、すでに社会に出て働いている女性たちは専業主婦になる機会をうかがうようになりました。
しかしどちらの場合も、男女平等を是とする「社会」と、専業主婦を飼うだけの精神的or経済的余裕のない「夫」がこれを許さないのです。欧州でさえこれですから、まして日本では専業主婦になりたがる女性が増えるのはある意味仕方がないのかもしれません。欧米だからと言って、女性たちが働きたいと思っているのは大間違いで、日本と同じように欧米の女性たちも、できるなら専業主婦になりたいものなのだ、とその知人は語りました。
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